ゴルフルール#1: OB

ゴルフを始めて約半年。

ゴルフにおける今年の目標として、競技ゴルフにチャレンジしてみたいと最近思うようになってきた。エンジョイゴルフからスポーツゴルフへ。もともとスポーツは小さいころから好きで、得意な方だったが、大人になってからはスポーツからはかなり離れてしまっていた。ゴルフは意外ではあったものの、立派なスポーツであったことに昨年気が付き、どんどんレベルアップをしたいと思うようになってきた。

こうした背景からまずはルールをきちんと理解して、周りに迷惑を掛けずにプレーができるようにならなければと思うように。

これから少しずつ備忘録としてルールをメモしていきたいと思う。網羅性を目指すのではなく、自身がプレーしたときに判断に迷ったものを中心に記録していきたい。

まずはOB、アウトオブバウンズ。Boundsというのは境界、限界、といった意味。

27-1 b アウトオブバウンズの球

 球がアウトオブバウンズであった場合、プレーヤーは初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで、1打の罰のもとに、球をプレーしなければならない(規則20-5参照)。

1打の罰ということで、ティーショットがOBになれば、最初の1打+1罰打で、次のショットが3打目扱いに。

規則20-5というのは、

20-5 前のストロークをした箇所から次のストロークをする場合

プレーヤーが前のストロークをした所から次のストロークをすることを選んだ場合や、そうすることを求められている場合には、プレーヤーは次の処置をとらなければならない。
(a)ティーインググラウンド上:プレーする球はティーインググラウンド内からプレーしなければならない。球はティーインググラウンド内のどこからでもプレーすることができ、ティーアップすることもできる。
(b)スルーザグリーン:プレーする球はドロップしなければならない。ドロップした球はスルーザグリーンのコース上に直接落ちなければならない。
(c)ハザード内:プレーする球はドロップしなければならない。ドロップした球はそのハザードのコース上に直接落ちなければならない。
(d)パッティンググリーン上:プレーする球はそのパッティンググリーン上にプレースしなければならない。プレーヤーが前のストロークをした所から次のストロークをすることを選んだ場合や、そうすることを求められている場合には、プレーヤーは次の処置をとらなければならない。

問題となるのは打った球がOBになったかどうかが怪しいとき。その時に打っておくのが暫定球。44 暫定球(Provisional Ball)

 「暫定球」とは球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない場合や、アウトオブバウンズであるかもしれない場合に規則27-2に基づいて、プレーされる球をいう。

規則27-2というのが以下。27-2 暫定球

27-2 a 処 置

 球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない場合やアウトオブバウンズであるかもしれない場合には、時間節約のため、プレーヤーは規則27-1に従って暫定的に別の球をプレーすることができる。その場合、プレーヤーは次のことをしなければならない:
(i)暫定球をプレーする意思をマッチプレーでは相手、ストロークプレーではマーカーか同伴競技者に告げる。および、
(ii)プレーヤーやパートナーが初めの球を探しに出かける前に、暫定球をプレーする。
 プレーヤーが別の球をプレーする前に上記要件を満たさなかった場合、その球は暫定球ではなく、ストロークと距離の罰(規則27-1)のもとにインプレーの球となる。なお、初めの球は紛失球となる。
(ティーインググラウンドからのプレーの順番-規則10-3参照)
注:規則27-2aに基づいてプレーされた暫定球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない場合やアウトオブバウンズであるかもしれない場合は、プレーヤーはさらに別の暫定球をプレーすることができる。2つ目の暫定球がプレーされた場合、最初の暫定球と2つ目の暫定球の関係は、初めの球に対する最初の暫定球の扱いと同じである。

27-2 b 暫定球がインプレーの球となる場合

 プレーヤーは初めの球があると思われる場所に到達するまで暫定球でいく度でもプレーできる。初めの球があると思われる場所、またはその場所よりもホールに近い地点からプレーヤーがその暫定球に対してストロークした場合、初めの球は紛失球となり、暫定球がストロークと距離の罰(規則27-1)のもとにインプレーの球となる。
 また、初めの球がウォーターハザードの外で紛失した場合や、初めの球がアウトオブバウンズであった場合には、暫定球がストロークと距離の罰(規則27-1)のもとにインプレーの球となる。
例外:見つかっていない初めの球が、局外者によって動かされていたこと(規則18-1)、障害物の中にある(規則24-3)、異常なグラウンド状態の中にある(規則25-1c)ことが分かっているか、ほぼ確実な場合は、プレーヤーは該当する規則に基づいて処置することができる。

27-2 c 暫定球が放棄される場合

 初めの球が紛失していなかったりアウトオブバウンズでなかった場合、プレーヤーは暫定球を放棄して初めの球でプレーを続けなければならない。初めの球がウォーターハザード内にあることが分かっているか、ほぼ確実な場合、プレーヤーは規則26-1に従って処置することができる。いずれの場合も、プレーヤーがその暫定球に対し更に1ストロークでもストロークを行ったときは、プレーヤーは誤球をプレーしているので規則15-3が適用となる。
注:プレーヤーが規則27-2aに基づいて暫定球をプレーした場合、規則27-2cにより結果的に放棄することになった暫定球に対して規則27-2aを行使した後に行われたストローク数と、その球でのプレーのみに課せられた罰打はすべて無視される。

ここまでの対応はゴルフを半年もやれば大体の人は分かってくると思うのだが、何となく適当に対応してしまったいるのが、「OBだと思っていなかったのにも関わらず、前進してみたらボールが無かった」場合。その場合は紛失球として処理するべきなのだろうが・・・

33 紛失球(Lost Ball)

 次のどれかに当たる場合、球は「紛失」したものとみなされる。
a.プレーヤーのサイドやそのキャディーが球を探し始めてから5分間以内に、球が見つからないか、またはプレーヤーが自分の球であると確認できないとき。
b.初めの球(オリジナルボール)があると思われた場所か、その場所よりもホールに近い地点からプレーヤーが暫定球をストロークしたとき(規則27-2b参
照)。
c.プレーヤーが規則26-1a、規則27-1、 あるいは規則28aに基づいてストロークと距離の罰のもとに別の球をインプレーにしたとき。
d.見つかっていない球が局外者によって動かされていたこと(規則18-1参照)、あるいは障害物の中(規則24-3参照)、異常なグラウンド状態(規則25-1c参照)、ウォーターハザード内(規則26-1bまたはc参照)にあることが分かっているか、ほぼ確実であるという理由からプレーヤーが別の球をインプレーにしたとき。
e.プレーヤーが取り替えられた球をストロークしたとき。
 誤球のプレーに使われた時間は球を探すために許される5分間には入れない。

結局5分以内に見つからなければ紛失級となるが、

27-1 c 5分以内に見つからない球

 プレーヤーのサイドやそのキャディーが球を探し始めてから5分以内に、球が見つからないか、またはプレーヤーが自分の球であることを確認できなかった結果として球が紛失となった場合、プレーヤーは初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで、1打の罰のもとに、球をプレーしなければならない(規則20-5参照)。
例外:見つかっていない初めの球が、局外者によって動かされていたこと(規則18-1)、障害物の中にある(規則24-3)、異常なグラウンド状態の中にある(規則25-1)、あるいはウォーターハザードの中にある(規則26-1)ことが分かっているか、ほぼ確実な場合、プレーヤーは該当する規則に基づく処置をとることができる。

ここで問題となるのが、「初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで、1打の罰のもとに、球をプレーしなければならない」というルール。競技でもなければ実際に元の場所まで戻るというのはかなり非現実的な措置だ。特にティーショットの場合は距離が長いのでそうだ。

この場合は、アマチュアのコンペ等で用いられるルールとしては、「ボールを無くしたと思われる場所からカップに近づかない任意の場所にドロップ、そこからプレー再開をし、2打罰をつける」といったものを用いることがあるようだ。紛失級・OBと同様に1打罰を加えると共に、前進してしまっているのでその分1打罰を加えるという考え方。

予め一緒に回る人と同意していない場合にはやはり気持ちのよくない措置になる可能性も高いので、できるだけ暫定球をやはり打っておきたいところ。

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